5分でわかる!関係代名詞whatの使い方2(慣用表現)
- ポイント
- 練習
- チャレンジ
この動画の要点まとめ
ポイント
まだまだあるwhatの表現
関係代名詞のwhatを含む熟語表現を、5つ取り上げるよ。
次の例題を通して考えていこう。
(1)「彼は10年前の彼とは異なる」ということは、
「彼は10年前の彼ではない」と考えられるよね。
He is not ~.「彼は~ではない」の後ろに、
「10年前の彼」 という表現を置きたいね。
さらに(2)を見てみよう。
This book is useful「この本は役に立つ」
it's easy to carry「それは持ち運びやすい」だから、
andと下線部分で 「その上」 という意味を表したいね。
実はこの、(1) 「10年前の彼」 や、(2) 「その上」 は、
関係代名詞のwhatを使った熟語表現で、表すことができるんだ。
今回のポイントを確認していこう。
上3つの熟語表現は文章によって様々な形で使われるよ。
例えば what S is「現在のS(の姿・状態)」 は 過去の形にするとwhat S was/used to be「かつてのS(の姿・状態)」 などの表現に変わるよ。
それに対し、下2つの熟語表現は使われる場合が決まっているよ。
① what 主語 is「現在の主語(の姿・状態)」 。
「昔の主語」と表したいときは、what 主語 wasや
what 主語 used to beなどと表すよ。
② and what is 比較級「さらに~なことに」 だよ。
例えば 「その上」 と言いたいときは and what is more と表せるね。
③ what is called~(= what we call ~)「いわゆる~」 。
直訳すると、「~と呼ばれるようなこと」や「私たちが~と呼ぶようなこと」となるから 「いわゆる~」 という意味になるんだね。
④ what little money 主語 have「少ないけれど主語が持っているすべてのお金」 。
⑤ A is B what C is to D「AとBの関係はCとDの関係と同じだ」 。
④と⑤はこのまま押さえておこう。
「10年前の彼」 をどう表すか考えるよ。
関係代名詞のwhatを使った熟語表現、
what 主語 is「現在の主語(の姿・状態)」 という表現を思い出そう。
「現在の彼」は、what he isと表せるね。
「過去の彼」は、what he wasだね。
「10年前」ten years agoをこの後ろにくっつけよう。
「10年前の彼」 は what he was ten years ago と表せるね。
次に(2)を見てみよう。
「その上」 はどう表現したら良いかな。
関係代名詞whatを使った熟語表現で表そう。
and what is 比較級で「さらに〜なことに」 だね。
この表現を使って and what is moreで「その上」 という熟語表現として押さえてしまおう。
and what is 比較級で「さらに〜なことに」
の表現には、様々なパターンがあるよ。例えば、
「さらに重要なことに」は、what is more important
「さらに良いことに」は、what is better
と表せるね。
続いて(3)を見てみよう。
「少ないながらも、持っていた全てのお金」とあるね。
ここでは、関係代名詞whatを使った熟語表現、
what little money 主語 have「少ないけれどSが持っているすべてのお金」 を使うよ。
今回の主語は「彼」。そして「持っていた」という過去形だから、what little money he hadだね。
下線には、whatを補おう。
ちなみに、この文では with himを付けることで、「持ち合わせ」という雰囲気を出している んだ。
続いて(4)を見てみよう。
関係代名詞のwhatを使った熟語表現、
A is to B what C is to D.
「AとBの関係はCとDの関係と同じだ。」
の表現 を使おう。
前半は、「読書と心の関係は」とあるね。
「読書」ReadingがA、「心」the mindがBにあたるよ。
あてはめると、Reading is to the mindとなるね。
後半は「食べ物と心の関係」とあるね。
「食べ物」foodがC、「体」the bodyがDにあたるよ。
あてはめると、what food is to the bodyだね。
前半と後半とをつなげて、
Reading is to the mind what food is to the body.
「読書と心の関係は、食べ物と体の関係と同じだ。」 となるんだね。下線にはwhatを補おう。
この熟語表現は、この例文の形で見られるのがほとんどだよ。しっかり覚えてしまおうね。
今回のテーマは 「関係代名詞whatの使い方②」 についてです。