2つのカッコに入る英語の組み合わせを，選択肢から選ぼう。

①はbecause-since，②はbecause-because，③はsince-since。sinceとbecauseはどちらも理由を表す接続詞だけど，ニュアンスには違いがあるよ。

He was angry「彼は怒った」で始まり，2つのカッコにはどちらも理由を表す接続詞が入るね。

したがって，訳はnot (　　) we were late「遅刻したからではない」，not (　　) we were noisy「うるさかったからである」となる。

この問題は not because A but because B「Aだからではなく，Bだからである」 という熟語を知っていれば，③が答えだとすぐにわかるよ。

ただし，たとえこの熟語を知らなくても，sinceとbecauseのニュアンスの違いから正しく解答できるんだ。

sinceは，軽い理由を表し，すでに相手が知っている情報などを伝える言葉だったね。

でも，今回の文は not A but B「AでなくBだ」 とかなり重々しく表現しているね。
He was angry「彼は怒った」の部分でなく，その理由の部分が大事 だと考えられるから，sinceはそぐわないよ。

一方，becauseは文の後半に置き，重い理由，相手が知らないような核心情報を表すよ。not A but B「AでなくBだ」の表現にぴったりだから，②because-becauseを選ぼう。