5分でわかる!「譲歩」を表す接続詞1(though/whether)
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長文読解でもカギとなる譲歩の接続詞について,計2回の授業で解説していこう。
「AだがB」「AであってもなくてもB」
(1)は,he is quite old「彼はかなりの高齢」だけど,he runs fast「速く走る」んだ。普通,「高齢」だったら「速く走れない」はずだよね。前半の情報をひっくり返すような内容が後半にきているよ。
(2)は,you agree or not「君が賛成するか,しないか」に関わらず, I will change the plan「計画を変更する」と言ってるね。(1)と同様,前半の情報をひっくり返すような内容が後半にきているよ。
(1)の 「~だが」 や,(2)の 「しようがしまいが」 などが,譲歩と呼ばれる接続詞なんだ。次のポイントをもとに解説しよう。
①thoughやalthoughは 「確かに~だが」 と訳そう。
「Though A,B」または「B though A」で,「確かにAだがB」 という意味になるんだ。Aは前フリにしかすぎず,Bが言いたい内容であることに注意しよう。
② whether~(or not) は 「~であっても(~でなくても)」 と訳すよ。
「whether A (or not),B」または「B whether A (or not)」で,「AであってもなくてもB」 という意味になるんだ。ここでも,Aは前フリにしかすぎず,Bが言いたい内容となるんだね。
「彼はかなりの高齢」は前フリ
「彼はかなりの高齢だが,速く走る」だね。
「確かに~だが」は譲歩の接続詞,thoughまたはalthoughで表せる よ。Though he is quite oldで「彼はかなりの高齢だが」となるね。
thoughに続く主語+動詞の文,つまりhe is quite old「彼はかなりの高齢」は前フリだよ。このあとには「高齢」をくつがえすような内容のhe runs fast「速く走る」がくるんだね。
「君が賛成するか,しないか」は前フリ
「君が賛成しようがしまいが,私はその計画を変更します」だね。
「~であってもなくても」は譲歩の接続詞,whether ~ (or not)で表せる よ。Whether you agree or notで「君が賛成してもしなくても」となるね。
you agree or not「君が賛成するかしないか」は前フリでしかなく,I will change the plan「計画を変更する」んだ。
このように譲歩の接続詞を使うと,単にI will change the planと宣言するより,強い意志であることが示せるよね。
英語では,「AだがB」「AだとしてもB」のようにつなぐ接続詞を,譲歩の接続詞と呼んでいるよ。