高校英語文法
5分でわかる!「譲歩」を表す接続詞2(even if / even though)

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この動画の要点まとめ
ポイント
「譲歩」を表す接続詞2(even if/even though)
これでわかる!
ポイントの解説授業

前回学習したthough,whetherに加え,今回はeven if,even thoughの表現を身に着けよう。
「仮定」ならif 「事実」ならthough

(1)「たとえもし雨でも」の後に,それをくつがえす内容の「ボブは自転車で学校へ行く」がきているね。

(2)「雨が降っていたのだが」の後に,それをくつがえす内容の「ボブは自転車で学校へ行った」がきているね。

(1)も(2)も譲歩の表現で Even+下線の形 になっているよ。ただし,下線にはそれぞれ異なる接続詞のifとthoughが入るんだ。両者の使い分けを,次のポイントをもとに解説しよう。

even if「たとえもし~でも」
even though「確かに~だが」
訳はとても似ているけど,どう使い分けるかわかるかな?

「仮定」ならif,「事実」ならthough と覚えておこう。even ifは,「実際にはそうなっていないけれど」のように,未来のことを仮定して譲歩するときに使うんだ。

一方,even thoughは,「実際そういう事実はあるんだけど」のように,実際にあった事実について述べるよ。

ちなみに,evenは強調のはたらきで,省略することもできるよ。
「もし雨でも」は仮定だから……

「たとえもし雨でも」ということは,雨はまだ降っていないんだね。まだ起こっていない仮定に対する譲歩は**even if「たとえもし~でも」**を使うよ。
(1)の答え

「雨が降っていた」は事実だから……

「雨が降っていたのだが」ということは,雨が降ったのは事実なんだね。すでに起きていることについての譲歩は even though「確かに~だが」 を使おう。
(2)の答え


英語では,「AだがB」「AだとしてもB」のようにつなぐ接続詞を,譲歩の接続詞と呼んでいるよ。