5分でわかる!言う・話す系動詞(tell/say/speak/talk)の使い分け
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この動画の要点まとめ
ポイント
「目的語」に応じた使い分け!
次の例題を通して考えてみよう。
(1)では 「話した」 で、(2)では 「言った」 を表す単語を空欄に入れよう。tell,say,speak,talk はどれも「話す」「言う」と訳せるけど,一番適切な動詞がどれかわかるかな?
あてずっぽうで選ぶのはダメだよ。tell,say,speak,talk は 「目的語」に応じた使い分け が必要なんだ。次のポイントをもとに解説しよう。
tellとsayの使い分け
tell,say,speak,talk のうち,about ~や,that節などを伴って 「話した内容」 をメインに表現するのがtellとsayだよ。
特にtellは,直後の目的語が人になるというルールがあるんだ。例えば **tell 人 about 物 ** で 「人に物のをことを話す」 となり **tell 人 that S V ** で 「人に~と言う」 となるね。
一方,sayは,直後の目的語は物になるよ。特に,直後がthat節となることが多く say that S V で「~と言う」 となるね。人を目的語とするときは,**say to 人 that S V **という形になるんだ。
speakとtalkの使い方
speakは,speak to 人 で 「人に話しかける」 という意味になるよ。talk to 人 も 「人に話しかける」 という意味になるほか,「人と話し合う」という意味にもなるんだ。この二つの動詞はwith 人を使って、speak with 人,talk with 人でも使うことができるよ。
to 人やwith 人といったように 「話す行為」 をメインに表現するのがspeakとtalkだよ。
目的語にmeをとるのは?
「話した」を下線で表そう。注目は,下線のあとのmeだね。「私」という人を目的語にとれるのは,tell,say,speak,talk の中でも,tellだけだよ。
tell 人 about 物 で 「人に物のをことを話す」 。Jack told me about his plan to go to China.「ジャックは中国に行く計画を私に話した。」となるんだね。
直後にthat節がくるのは?
「言った」を下線で表そう。注目は,下線のあとのthat節だね。that節が直後にくるのは,tell,say,speak,talk の中でも,sayだけだよ。
say that S V で「~と言う」 。
My grandmother said that she had been poor when young.
「祖母は若いころ貧しかったと言った。」となるね。
「話す行為」を表現するのは?
「トムに話しかけた」を, ___ to Tom で表そう。「人に話す」は,speak to 人や,talk to 人で表すんだったね。「話す内容」よりも,「話す行為」をメインに表現するのがspeak,talk だよ。過去形のspokeまたはtalkedを入れよう。
tell,say,speak,talk などの動詞は,どれも「言う」「話す」などの訳になるけど,文の形に応じた使い分けが必要なんだ。今回は,言う・話す系動詞の使い分けについて解説していこう。