5分でわかる!使役動詞(make/have/let)
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この動画の要点まとめ
ポイント
「強制」「依頼」「許可」で使い分け
次の例題を通して考えていこう。
(1)は 「~をさせた」 ,(2)は 「~をしてもらった」 を表す英語を下線部に入れよう。どちらも人に対して何かをさせる使役の表現だけど,ニュアンスが少し異なるよね。(1)は強制的に掃除させたのに対し,(2)はお願いして塗ってもらっている。
このような使役表現の使い分けについて,次のポイントをもとに解説しよう。
使役動詞は主に make,have,let の3つ。形は同じで,make/have/let 人 動詞の原形 になるよ。人の後にくるのは,不定詞 to V でなく,動詞の原形V だということに注意しよう。
意味はそれぞれ異なり 「強制」「依頼」「許可」 のニュアンスであることをおさえておこう。強制的に 「させる」 のが make ,依頼して 「してもらう」 のがhave ,許可して 「許す」 のがletだよ。
「掃除をさせた」は,強制の表現
「掃除をさせた」は,強制 のニュアンスだね。使役動詞make を使うよ。
He made me clean the room.「彼は私に掃除をさせた」。
meのあとの動詞が,不定詞to cleanでなく 原形のclean になっていることもチェックしておこう。
「塗ってもらった」は,依頼の表現
「塗ってもらった」は 依頼 のニュアンスだね。
使役動詞have を使うよ。
I had him paint the wall.「私は彼に壁を塗ってもらった。」
himのあとの動詞paintが,不定詞でなく 原形 になっていることもチェックしておこう。
「好き勝手にさせた」は,許可の表現
「好き勝手にさせた」は 許可 のニュアンスだね。 使役動詞let を使うよ。
She let her children have thier own way.
「彼女は子供たちに好き勝手にさせた。」
ここでのletは,現在形でなく過去形letだね。
let について,いくつか使い方を補足しておこう。
let her children have thier own way のように let 人 have 所有格 own wayで,「人の好きにさせる」という熟語表現になる よ。
また Let it be.「今のままでいいよ」 や Let it go.「(状況が)どうなってもいい」 もよく使われる熟語表現。このitには状態・状況を表す役割があるよ。
今回は,英文法の定期テストや受験で頻出の 使役動詞 について。
使役動詞は 人に対して~させる という意味になる動詞のことだよ。
make,have,let という3種の使役動詞について,それぞれの意味と使い方をマスターしよう。