5分でわかる!知覚動詞(see/hearなど)
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この動画の要点まとめ
ポイント
不定詞to V ではなく,原形V
次の例題を通して考えていこう。
(1)は見た ,(2)は聞いた に当てはまる表現を下線部に入れよう。
注目したいのは,どちらも下線のあとに 「人 V(動詞の原形)」が続いている 点だね。
「動詞 人 V(動詞の原形)」 は,前回の授業で学習した使役動詞と同じ形。ただし,今回は使役の意味でなく 「見た」「聞いた」 という 知覚 の意味になっているよ。一般に 知覚動詞 と呼ばれる動詞の使い方について,次のポイントをもとに解説しよう。
知覚とは,目で見たり,耳で聞いたりして 「感じとる」 こと。
see「見る」,hear「聞く」 などの知覚を表す動詞は see/hear 人 V(動詞の原形) の形で 「人が~するのを見る/聞く」 と表現することができるんだ。
不定詞to V ではなく,動詞の原形V を使う形が特殊 なんだね。
知覚動詞には see/hear のほかに watch「見る」,feel「感じる」 などがあるよ。
「~するのを見た」は?
「見た」 は 知覚動詞see の過去形sawを入れよう。
saw him enter the room で「彼が部屋に入るのを見た」になるね。
him「彼」が,enter the room「部屋に入る」のをsaw「見た」という意味になるね。
him のあとの動詞enterが不定詞ではなく、原形になっていることもしっかりとおさえておこう。
「~するのを聞いた」は?
「聞いた」 は,知覚動詞hearの過去形heardを入れよう。
heard someone knock on the door で
「誰かがドアをノックするのを聞いた」になるね。
someone「誰か」が,knock on the door「ドアをノックする」のをheard「聞いた」という意味になるね。
ここでも、someone のあとの動詞knockが原形になっているね。
今回は,英文法の定期テストや受験で頻出の 知覚動詞 について。
知覚動詞は ~するのを見る/聞く/感じる などを表す動詞のことだよ。