5分で解ける!読むコツはカタマリ!に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
問題(1)
(1)では動詞のカタマリを捉えることが訳のポイント。英文を見ると、まずは現在進行形の is going to が目に付くよね。そこからもう一歩進んで is going to leave を動詞のカタマリと捉えよう。is going to leaveで「出発する予定だ」という意味になるよ。
この英文の is going to は、助動詞の will とほぼ同じ意味。will が使われていたら will leave がカタマリだってわかりやすいけど、is goint go leave みたいに語数が増えても「動詞のカタマリ」と捉えよう。
もう少し難しい英文だと、動詞の前後に副詞が入ったり、受け身の形になったりして、英文が長く複雑になることもある。そんな時こそ、今回みたいに動詞のカタマリを意識できれば、訳がグッと簡単になるよ!
問題(2)
英文を訳す際には、まず動詞に注目することが大事。この英文だと Playing と is で動詞が2つあるように見えた人もいるかもしれない。でも引っかからないで!動詞はisの1つだけだよ。
Playing は、動詞 play に -ing がついて「~すること」という動名詞の役割を果たしている。Playing tennis with Kei が名詞のカタマリになっていて「ケイといっしょにテニスをすること」という訳になるよ。
ちなみに、ここでは Kei を「圭さん」としているけど、「ケイ」とカタカナで訳しても大丈夫。テストの時は、設問のリード文や注釈の表記に合わせてね。
この問題も、やっぱりポイントはカタマリ。Playing, tennis, with, Kei みたいに単語で区切るんじゃなくて Playing tennis with Kei で名詞のカタマリ と捉えよう!
問題(3)
長い英文だけど、最後の...of audiences. までで1つの文章になっている。問題(2)と同じように、まずは動詞に注目しよう。
faced, is, meet と3つの候補があるけど、どれが主語 The problem に対する動詞かわかるかな?このとき、1つの文章の中に主語に対する動詞は1つだけしかない、という英文の基本ルールをおさえておこう。
文の中で主語に対する動詞の役割を果たすのは、現在形、過去形、助動詞+原形など。一方、紛らわしいものとして、不定詞・分詞・動名詞などがある。
これらは動詞の形をしているけど動詞の働きはしていないんだ。言い換えると、不定詞・分詞・動名詞などは、文の中で形容詞や名詞の役割を果たす意味のカタマリになっている。
これをふまえて、もう1度英文を見てみよう。
The problem の後の faced は、動詞 face の過去形「直面した」...ではありません。動詞の過去形だとしたら、すぐ近くに現在形の is があるのはおかしい。時制が一致しないからね。後ろに by があることから、faced は 過去分詞「直面される」 だと判断しよう。
過去分詞 faced は意味のカタマリをつくっている。The problem に faced by opera がかかって「オペラによって直面されている問題」。こなれた日本語にすると「オペラが直面している問題」となるよ。
opera の後に来る is が、この文の主語 The problem に対する動詞。to meet は不定詞で、how to meet で「どのように meet するか」「meet する方法」という意味になる。
訳出するときは how 以下をカタマリ と捉えて「オペラが直面している問題は~だ」と訳そう。
どんなに長い英文でも、1つの文の中に「主語に対する動詞」は1つ。今回の英文だと is が動詞だね。それ以外の faced や meet は動詞のように見えるけど、faced は過去分詞で、meet は to meet で不定詞。過去分詞や不定詞は意味のカタマリをつくるんだ。
英文を読むコツは意味のカタマリ。意味のカタマリを捉えて訳そう。
この問題を解くポイントは「意味のカタマリで捉える」。名詞のカタマリや動詞のカタマリを意識して、訳に挑戦してみよう!