5分で解ける!「助動詞+have+過去分詞」は「過去への気持ち」!に関する問題
- 例題
- 練習
この動画の問題と解説
練習
解説
問題(1)
文後半の be ill in (the) bed という表現は「病気で寝込んでいる」という意味だよ。知らなかった人は覚えておこう。
この英文のポイントは cannot have been のカタマリだ。助動詞 can の意味は大きく2種類、できる/できないを表す「可能」と、あり得る/あり得ないを表す「可能性」とがあるんだ。
この場合は「可能性」の意味を表している。cannot have 過去分詞で「~したはずがない」と訳せるよ。
絶対に注意してほしいんだけど、「メアリーが寝ているはずがない」と訳すと不正解。「寝ている」とするとメアリーが「現在」寝ていることになるからね。
助動詞+have+過去分詞は「過去」のことに対する今の気持ちを表す。だから必ず「メアリーが寝ていたはずがない」と訳そう。
問題(2)
got up は get up「起きる」の過去形。get up at sevenで「7時に起きる」と訳せるね。
この英文のポイントは should have got up のカタマリだ。should have 過去分詞は 過去への後悔・非難 を表す表現で「~するべきだったのに」と訳せるよ。
should have 過去分詞は過去への後悔・非難を表す。この英文の主語は You だから、相手を非難する表現になっているよ。
問題(3)
まず語句の意味を確認しよう。enter「~に入る」、closed room「密室」。推理小説なんかで登場しそうな単語だね。
この英文のポイントは could have entered だ。TK'sポイントで紹介した「cannot have 過去分詞」と少し形が違うけど、実際はほとんど同じ意味の表現だよ。
冒頭の No がcould にかかって否定を表している。そして can ではなく could になっていることで、少し弱めの表現になっているんだ。
日本語にする時は、cannot have 過去分詞と同じように「~したはずがない」と訳そう。
基本は「cannot have 過去分詞」の形だけど、主語に否定の意味を持たせることで cannot ではなく can が使われたり、弱めの表現にするために can ではなく could が使われたりすることがあるんだ。
今回のポイントは 助動詞+have+過去分詞 の動詞のカタマリ。「今」の時点から「過去への気持ち」を示す表現だとおさえておこう!
今回のポイントは 助動詞+have+過去分詞 のカタマリです。「過去への気持ち」を示す表現だったね。これを踏まえて問題に挑戦しよう!