5分で解ける!「意味上の主語」に注意!に関する問題
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この動画の問題と解説
例題
解説
意味上の主語とは、例えば「It is ~ for 人 to 動詞」の「人」のこと。It is easy for me to win the game.「私にとってその試合に勝つのは簡単だ。」という文なら me「私」が意味上の主語になる よ。
英文をカタマリで捉えて日本語に訳していくときに、意味上の主語が重要になる場合がある。例文を見てみよう。
文後半の go out of は ~から(外へ)出る という意味。go out of the room で (その)部屋から出る と訳せるよ。
1つ前の授業では準動詞のカタマリを一緒に勉強したよね。この英文だと to go out of the room が不定詞のカタマリになっている。でも今回は、意味上の主語を表す for the old man も含めて for the old man to go out of the room でカタマリと捉えることがポイントなんだ。
意味上の主語も含めてカタマリと捉えると、英文の構造がスッキリして把握しやすいよ。ここで今回のTK'sポイント!
不定詞を用いて「for 人 to 動詞の原形」となっている場合は「人が~すること」と訳そう。「for 人」と「to 動詞の原形」を分けるんじゃなくて、「for 人 to 動詞の原形」をカタマリで捉えよう。
動名詞の場合は「my 動詞ing」などの形になるけど、これもカタマリで捉えて「人が~すること」と訳そう。
それではもう1度例文に戻るよ。
前半は Nancy opened the door で ナンシーは(その)ドアを開けた 。後半は for the old man to go out of the room をカタマリで捉えて (その)おじいさんがへやから出ること となる。全体の訳はこちら。
今回のポイントは意味上の主語。「for 人 to 動詞の原形」や「my 動詞ing」などのパターンは 人が~すること と訳そう。
高校英語構文 第4章「準動詞の眺め方」第2回。
今回は意味上の主語について学習するよ。