5分で解ける!準動詞の完了形のカタマリに関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
問題(1)
まずは語句の意味を確認しよう。be proud of「~を誇りに思っている」、practice the piano「ピアノを練習する」。英文では having practiced the piano と完了形になっているね。
そう、ポイントは of 以下の having practiced のカタマリ。これは動名詞の完了形になっているよね。準動詞の完了形は 過去 の意味になる場合と 継続 の意味になる場合とがあるけど、今回はどっちかな?
答えはズバリ 継続 だ。文末に for 20 years「20年間」という期間を表す表現があるから、having practiced は過去ではなく継続を表す。「 (ずっと)練習してきた 」と訳そう。全体の訳はこちら。
問題(2)
まずは語句の意味を確認しよう。regretted は動詞 regret「後悔する」の過去形。festival は「祭り」だね。
この英文のポイントは not having gone to のカタマリ。これは動名詞の完了形だよね。意味は 過去 の場合と 継続 の場合とがあるけど、この英文ではどっちの意味かな?
答えは 過去 、より正確には 大過去 の意味を表している。過去形で表されている時点(この場合は「トムは後悔した」)よりも前に完了した、あるいはその時点まで継続していた動作・状態を表すのが大過去だよ。
問題(3)
主語 I のあとの intended は動詞 intend の過去形。intend to ~ で「~するつもりだ」という意味になるよ。重要な表現だから覚えておこう。
この英文のポイントは to have called のカタマリ。これは不定詞の完了形のカタマリなんだけど、(1)や(2)とはちょっと違った意味・訳になるよ。
実は、目的や希望の動詞の過去形+不定詞の完了形は「 ~するつもりだった、~したかった(が、実際はダメだった) 」という意味・訳になるんだ。全体の訳はこちら。
訳の最後の「できなかった」は、書いても書かなくても正解だよ。intended to have 過去分詞 で「~するつもりだった」という訳になること、しっかり覚えておこう。
今回のポイントは 準動詞の完了形のカタマリ です。to have 過去分詞 や having 過去分詞 のカタマリを意識して、訳に挑戦しよう!