5分で解ける!関係代名詞(目的格)の省略に注意①に関する問題
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この動画の問題と解説
例題
解説
関係代名詞(who, which, that など)には3つの「格」がある。主語の働きをする主格、所有の意味を表す所有格、動詞の目的語などに使う目的格だ。それぞれ、文の中で果たす役割に応じて名前が付いているよ。
このうち目的格の関係代名詞は、英文の中で省略されることが多いんだ。この授業では、関係代名詞が省略されるパターンを勉強するよ。例文を見てみよう。
まずは単語の確認から。plan「 計画 」、discuss「 議論する・話し合う 」、propose「 提案する 」。
次に英文の構造を見ていこう。主語 The plan に対する動詞を探すと、なんと were discussing と was proposed の2つもある!・・・・・・ように見えるね。
実はこの英文、The plan のあとに関係代名詞が省略されているんだ。we were discussing がカタマリで、直前の名詞 plan にかかっているよ。ここで今回のTK'sポイント!
英文が「 The 名詞 S V ~ 」の形になっている場合、本来は名詞の後にあった関係代名詞の目的格が 省略されている と考えよう。
例えば the book I bought「私が買った本」では、book のあとの which(that)が省略されているよ。the man she loves「彼女が好きな人」も同じで、man のあとの who(that)が省略されているんだ。
「The 名詞 S V ~」は関係代名詞の省略。これを踏まえてもう1度例文に戻ろう。
例文も「The 名詞 S V ~」の形になっているよね。そう、plan のあとの関係代名詞の目的格 which(that)が省略されているんだ。ちなみに関係代名詞の目的格は省略される場合の方が多いから気を付けよう。
カタマリのスタート地点は関係代名詞だけど、この場合は省略されているから「we」から始まる。カタマリのゴール地点は動詞「was」の手前。we were discussing がカタマリで plan にかかっているよ。以上を踏まえて訳を作ろう。
今回のポイントは 関係代名詞の省略 。目的格の関係代名詞は省略されることが多いんだ。「The 名詞 S V ~」の形を見かけたら、関係代名詞の省略だと考えよう!
高校英語構文 第5章「関係詞の眺め方」第3回。
今回は 関係代名詞の省略 について学習するよ。