5分で解ける!関係代名詞(目的格)の省略に注意②に関する問題
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この動画の問題と解説
例題
解説
関係代名詞(who, which, that など)のうち 目的格 は、英文の中で省略されることが多いんだ。この授業ではもう1度、関係代名詞の目的格の省略について勉強しよう。ちなみに今回は 前置詞 がポイントになるんだ。例文を見てみよう。
1個だけ単語の確認。absent は形容詞で「 不在の、欠席している 」という意味だよ。知らなかった人は覚えておこうね。
次に英文の構造を確認。動詞に注目すると、The man you spoke of is と動詞が続いているのが引っかかる。ここで前回紹介した、「 The 名詞 S V ~ 」の形は 関係代名詞(目的格)の省略 というポイントを思い出そう。
The man の後に関係代名詞の目的格が省略されていて、man の後の you からカタマリがスタートしている。カタマリのゴール地点は「 2個目のV 」。この場合は is が「2個目のV」にあたり、その手前まで(you spoke of)がカタマリになって、直前の名詞 man にかかっているんだ。
そしてもう1つ重要な考え方がある。前置詞 of のパートナー、文法的に言うと前置詞 of の目的語が見当たらないよね(spoke of の後に is が来ている)。このような場合には 関係代名詞(目的格)が省略されている可能性が高いんだ。 ここで今回のTK'sポイント!
英文が「 The 名詞 S V ~ 」の形になっている場合、名詞の後ろの関係代名詞(目的格)が省略されている場合が多い。そして、The man you spoke of is... のように前置詞のパートナー(目的語)が見当たらない場合は 関係代名詞(目的格)が省略されている可能性が非常に高い んだ。
これを踏まえてもう1度例文に戻ろう。
前置詞 of の目的語が見当たらないよね。この文ではまさに The man の後の関係代名詞(目的格)が省略されているよ。
you spoke of がカタマリで、直前の名詞 man を修飾している。この構造を踏まえて訳を作ろう。
今回のポイントは関係代名詞(目的格)の省略。省略を見抜くポイントは2つあるよ。1つは「 The 名詞 S V ~ 」の形。もう1つは The man you spoke of is... の of のようにパートナー(目的語)が見当たらない前置詞。この2つをしっかりおさえておこう!
高校英語構文 第5章「関係詞の眺め方」第4回。
今回も、前回に引き続き 関係代名詞の省略 について学習するよ。