5分で解ける!先行詞が直前にないパターンに関する問題
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この動画の問題と解説
例題
解説
which や who などの関係詞は意味のカタマリをつくって、カタマリの前に位置する名詞( 先行詞 )を修飾する。ここまでの授業では、主に 先行詞が関係詞の直前にある英文 を扱ってきたけど、定期テストや入試では 先行詞が離れたところにある英文 もよく登場するんだ。例文を見てみよう。
最初に1つだけ語句の意味を確認しよう。at the door は「 玄関口に、戸口に 」という意味だよ。知らなかった人は覚えておいてね。
次に英文の構造を確認しよう。注目してほしいのが、There is a girl at the door の後の who だ。関係副詞 who は自身がスタート地点となって意味のカタマリをつくるよ。この英文では who wants to meet you をカタマリで捉えよう。
ここでみんなに質問!who で始まるカタマリは どこにかかっているかな? 直前に名詞 door があるけど、door を修飾していると考えると「 あなたに会いたいというドア 」となる。・・・・・・うん、これはおかしいよね。
正解は、at the door の前の (a) girl「女の子」。 そう、この英文では「先行詞」と「関係副詞のカタマリ」との間に「前置詞+名詞(at the door)」が挟まれた形になっているんだ。
ここで今回のTK'sポイント!
関係詞のカタマリが修飾する名詞(先行詞)は、関係詞の直前に位置する場合もあれば、離れた位置にある場合もある。特に、例文の a girl at the door who wants to... のように 前置詞+名詞(at the door)が間に挟まれている場合は要注意。who 以下のカタマリは door ではなく girl を修飾しているよ。
このような「先行詞が直前にないパターン」は、定期テストや入試で頻出。この授業でしっかり練習しようね。それでは例文に戻ろう。
もう1度英文の構造を確認すると、who wants to meet you がカタマリで girl にかかっている。先行詞と関係副詞のカタマリの間に at the door が挟まれた形になっているよ。これを踏まえて訳を作ろう。
今回のポイントは 先行詞が直前にないパターン。 関係詞のカタマリが修飾している名詞は何か、しっかり見極めて訳を作ろう。
高校英語構文 第5章「関係詞の眺め方」第13回。
今回は 先行詞が直前にないパターン について学習するよ。