高校数学A
5分でわかる!最小公倍数の求め方
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この動画の要点まとめ
ポイント
最小公倍数の求め方
これでわかる!
ポイントの解説授業
倍数で「一致する」最小の数!
例えば、12と18で考えてみよう。12×3=18×2=36だから、最小公倍数は36だとわかるね。
この最小公倍数を簡単に求めるコツがあるんだ。ポイントを確認しよう。
ある2つの数(3つ以上の数)の最小公倍数を求めるときには、まず、それらの数を 素因数分解 しよう。でてきた素因数を見比べて、 指数が大きい方を選んでかけ算する と最小公倍数になるんだ。
まずは素因数分解!
12と18を例にして、ポイントの方法で最小公倍数を求めてみよう。
12と18をそれぞれ素因数分解すると、
12=22×3
18=2×32
となるよね。
指数が大きい方を選ぶ!
ここで、素因数分解したものを比べて、 指数(右肩の数) に注目しよう。指数の 「大きい方」 を選んでかけ算すると、最小公倍数になるんだ。最大公約数の求め方と逆のことをするわけだね。
12= 22 ×3
18=2× 32
指数が大きいものをそれぞれ選ぶと、 「22」 と 「32」 だよね。22×32=36 で、最小公倍数は36となるんだ。
なぜ「指数が大きい方を選ぶ」のかもおさえておこう。最小公倍数は、12と18のどちらの倍数にもなるわけだね。したがって、最小公倍数は、12を素因数分解したときの22×3が約数になっているし、18を素因数分解したときの2×32も約数になっている。お互いに素因数の指数が最大のところでそろえて、それぞれの倍数が一致する最小の数(最小公倍数)をつくるんだね。
「最大公約数」 は、2つ以上の整数について、 「どちらも割り切れる最大の整数」 を指すんだったね。これに対して、 「最小公倍数」 は、 「それぞれの倍数が一致する最小の数」 を指すよ。