高校数学A
5分でわかる!「互いに素」を使う証明問題
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この動画の要点まとめ
ポイント
「互いに素」を使う証明問題
これでわかる!
ポイントの解説授業
m,nは整数とする。
2n=3m
であるとき、nは□の倍数である。
「2n=3m」の式を、ただ眺めても、nが何の倍数かは見えてこないよね。でも、「2と3が互いに素」という観点で眺めてみると、どうだろう?
「2と3の共通の約数は1だけ」だから、「2n=3m」が成り立つためには、「nは必ず3を約数にもつ」ことがわかるよね。さらに、「mは必ず2を約数にもつ」ことがわかる。つまり、 「nは3の倍数」 、そして 「mは2の倍数」 であることが言えるんだ。
この考え方は、整数の証明問題を活用できることが多いよ。例題を通して実際に解説していこう。
「互いに素」は、 「共通の約数が1だけ(最大公約数が1)」 という意味だったね。この性質を利用することで、数式から様々なことが導けるんだ。次の例を見てみよう。