いよいよ割り算（除法）と余りの実践的な問題に取り組んでいこう。今回扱うのは、次のような問題。

ようするに、 m，nを4で割ったときの余り をヒントにして、 m+nを4で割ったときの余り を求める問題だね。

この問題は、単純な計算問題と違って式が立てにくいよね。でも、前回の授業で学習した「・・・で割ると余りが～」の表し方をよく思い返してみよう。

このテクニックを使えば、
mを4で割ったときの余りが2
➔ m=4k+2 （kは整数）
nを4で割ったときの余りが3
➔ n=4ℓ+3 （ℓは整数）
と表せるよね。

さらに、 m+nをどんな形で表したら、4で割ったときの余りが出てくるか をイメージしよう。例えば、ある数を4で割ったときの余りは、
(ある数)＝ 4×(商)+(余り)
と書き表すことで見えてくる。つまり、
m+n＝4×(整数)+ (余り)
の形にもっていくことを目指すんだ。ここまでの話をポイントでまとめると次のようになるよ。

解き方が見えてきたかな？ 実際の解答例を次のページで解説していこう。