高校数学A
5分でわかる!内分点の作図
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この動画の要点まとめ
ポイント
内分点の作図
これでわかる!
ポイントの解説授業
線分ABを2:1に内分する点の作図は?
具体的には、「線分ABを2:1に内分する点」と言われたら、どう作図すればいいかわかるかな? 定規で長さを測ることができれば簡単だけど、作図では定規の目盛りを使って長さをはかることはNG。 コンパス を使わなければならないよね。内分点の作図のポイントを解説しよう。
斜め上に線を引き、2:1に内分
「線分ABを2:1に内分する点」を作図するには、まず 点Aから斜めに直線 を引くよ。「何でいきなり無関係な直線を?」と驚くかも知れないけど、次からの手順をよく見ててね。
点Aから斜めに直線を引いたら、これを 2:1に内分 しよう。点Aを基点に、コンパスを使って 同じ長さを3つ 作ればOK。
この解説では、斜めの線分全体をAP,それを2:1に内分する点をP'とするよ。
点PとBを結び、点P'を通るPBに平行な線をひく
斜めの線分の端の点Pと点Bを結ぼう。そして、 点P'を通る線分PBに平行な直線 を引くんだ。
図をよく見てみよう。 平行線と線分比の関係 から、 点P'を通るPBに平行な線と線分ABとの交点 は、 線分ABを2:1に内分する点 になるよね。
線分ABをいきなり2:1に内分する点を作図することはできないから、まずは 点Aを通る斜めの直線を2:1に内分 して、 平行線と線分比の関係 から 線分ABを2:1に内分する点 を求めにいくんだね。
作図 の第3回目は 「内分点の作図」 を扱おう。