高校数学Ⅰ
5分でわかる!軸に文字を含む場合の最大・最小1
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この動画の要点まとめ
ポイント
軸に文字を含む場合の最大・最小①
これでわかる!
ポイントの解説授業
「x=aのとき」と言いたいけれど
下に凸な放物線は頂点で最小値をとるよね。何の条件もなければ、「x=aのとき、最小値はy=1」としたいんだけど、厄介なことに1≦x≦3と、 xの値の範囲が限られている よ。
aの値によっては、そもそも「x=a」という値をとれない場合があるんだ。こういう場合は、どうすればいいんだろう?
軸がどこにあるかで場合分けをしていく!
そこで今回のポイントを見てみよう。軸:x=aがどこにあるかで場合分けをして答えを求めていくんだ。
図で 「x=a」 というのは、 放物線の軸 のことだね。軸が、1≦x≦3の範囲の内側にあるときと、範囲の外側にあるときで、 最小値をとる点が異なる ことが見て分かるよね。
軸が「範囲の内側」なら「頂点で最小値」をとる
軸が 範囲の内側 にあるときは、問題なく 頂点で最小値 をとることになるね。「x=aのとき、最小値はy=1」となるよ。
軸が「範囲の外側」なら「頂点に近い端っこの点で最小値」をとる
一方、軸が 範囲の外側 にあるときはどうかな?
頂点が範囲の外側 にあるから、 頂点に最も近い点で最小値 をとるよ。
軸に文字が含まれる時には、ポイントのように、3パターンで場合分けをする必要があるんだね。例題で、具体的に見ていこう。
今回は、 「軸に文字を含む場合の最大・最小」 を考えていこう。
2次関数の最大値・最小値を考えるときに、軸にaやpのような文字が入ってしまうケースがあるんだ。具体的には、次のような問題が出てくるよ。