高校数学Ⅰ
5分でわかる!正四面体の高さと体積
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この動画の要点まとめ
ポイント
正四面体の高さと体積
これでわかる!
ポイントの解説授業
正四面体はスゴい!
上の図を見てみよう。「正四面体」とは、全ての面が 「正三角形」 、つまり、 辺 も、 角度 も、 すべて等しい 特別な四面体だよ。
この「正四面体」は、実はスゴい特徴を持っているんだ。実は 「『1辺』 の長さが分かれば 『高さ』 も 『体積』 も求められるということ。なぜそんなことができるのか。それが今日のポイントだよ。
点Hは「ど真ん中」!
図を見ながら詳しく解説していこう。
正四面体の頂点Aから底面BCDに 垂線AH を下ろしたとき、この 点H は、△BCDの 外接円の中心 になるよ。
ものすごく簡単に言うと、点Hは 「三角形のど真ん中」 にくるというわけ。全てが正三角形でできているキレイな四面体だから、イメージできる話だよね。
この特徴を利用すると、正四面体の高さと体積を求めることができるんだ。実際の解き方は、例題、練習を通して解説しよう。
【補足】「ど真ん中」になる理由
「点Hは△BCDの外接円の中心になる」 って、何となくそんな気はしても、それじゃ納得できない人もいるよね。そこで、解説をしておくよ。
△ABHと△ACHについて考えてみるよ。
全ての面が正三角形だから、 AB=AC
辺 AHは共通 しているね。
そして、AHは垂線だから、 ∠AHB=∠AHC=90°
直角三角形 で 斜辺と他の1辺がそれぞれ等しい から、 △ABH≡△ACH なんだ。というわけで BH=CH ということが分かるね。
同様にして、△ABH≡△ACHだから、 △ABH≡△ACH 。
BH=CH=DH より、
点B,C,Dは、 点Hを中心 とする 半径BH の 円周上 にあるということがわかったかな?
今回は、 「正四面体の高さと体積」 について学習するよ。
「正四面体」 というのは覚えているかな?