高校数学Ⅱ
5分で解ける!恒等式の成立条件に関する問題
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この動画の問題と解説
練習
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
今回の問題も、 「xの恒等式になるように」 と書かれています。
それならば、例題と同じように、右辺をxで整理して、両辺の係数の比較をすればいいわけです。
しかし、右辺の複雑な式を展開・整理し、両辺の比較をするのは大変です。何か良い方法はあるのでしょうか。
x-1=tと置き換えよう!
これは、xの恒等式を成立させる問題です。
恒等式ということは、xにどんな値を代入しても、等式が成り立つわけですね。
つまり、文字を代入しても構わないのです。
そこで、こんな考え方をしてみましょう。右辺のカッコの中がすべてx-1であることに着目し、 x-1=tとおく んです。
すると、t=x+1ですから、与式は以下のようになります。
どうでしょう。これなら、左辺を展開さえすれば、右辺との 係数の比較が一瞬でできる んです。
展開・整理の書き方にもコツがある!
さて、左辺の展開・整理をするわけですが、多くの人は、展開した式を横一直線に書いていくのではないでしょうか。
しかしこれでは、同類項でまとめるときに、 見間違えたり、見落としたりして、計算ミスを起こしやすくなります 。
実は、そうした ミスを防ぐ書き方 というものがあります。
以下のように書いていきましょう。
横一直線ではなく、このように改行しながら書くことで、同類項でまとめる際の計算ミスを防ぐことができるわけです。
さて、左辺の整理ができたら、答えが出たも同然ですね。
両辺の係数と定数項が一致するように、a、b、cの値を定めましょう。
「恒等式の成立条件」を用いた練習問題をやっていきましょう。
ポイントは以下の通りです。