高校数学Ⅱ
5分でわかる!相加・相乗平均の大小関係の活用
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この動画の要点まとめ
ポイント
相加・相乗平均の大小関係の活用
これでわかる!
ポイントの解説授業
相加・相乗平均とは?
相加平均 は「互いにたし算したときの平均」、つまり 「2つの和の平均値」 のことをいいます。一方、 相乗平均 は「互いにかけ算したときの平均」、つまり 「2つの積の平均値」 のことをいいます。
2つの数をa、b(a>0、b>0)としたとき、相加平均と相乗平均は次のように表すことができます。
2数の和を平均するときは2で割り、2数の積を平均するときは√をかぶせるのですね。
「相加平均≧相乗平均」となる
相加平均と相乗平均の間には次のような不等式が成り立ちます。
ただし、この形で覚えても実際の問題ではあまり役立ちません。実際の問題で使えるのは次のポイントの式。両辺に2をかけた形なんです。
つまり、 「2数の和は、2数の積に√をかぶせたものの2倍以上になる」 のです。
等号成立はa=bのとき
相加・相乗平均の大小関係は、最小値を求めるときに使われる重要な公式です。 等号が成立する条件は「a=bのとき」 だということもしっかりおさえておきましょう。
今回のテーマは 相加・相乗平均 の活用です。
「相加平均」「相乗平均」という言葉をみなさんは聞いたことがありますか?