高校数学Ⅱ
5分で解ける!相加・相乗平均の大小関係の活用に関する問題
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この動画の問題と解説
例題
一緒に解いてみよう
解説
これでわかる!
例題の解説授業
相加・相乗平均に関する有名問題
この例題は、相加・相乗平均を学習する際には必ず紹介される有名問題です。
初めてみたときには、解き方がよくわかりませんよね。でも、1度このタイプの問題を解けば、次からはパッと解けるようになります。
不等式の右辺に「積」が隠れている!
相加・相乗平均のポイントを思い出してください。 「2数の和と積に関する不等式」 でしたね。この問題の左辺に注目すると、たしかに「x、1/xという 2数の和 」になっていますね。
では右辺はどうでしょうか? 実はこの右辺の「2」に 「2数の積」 が隠れているのです。2数「x」と「1/x」の積を計算すると、x×1/x=1。文字のxが消えるため、右辺の式に「2数の積」がみえない形になっているのです。
さらに、 x>0ということから、「x」と「1/x」がいずれも正 だということが確認できます。
2数を「x」と「1/x」として、相加・相乗平均の公式を使ってみましょう。
ポイントのa、bにそれぞれ「x」と「1/x」を代入します。
計算を進めれば、この不等式が成り立つことが証明できます。
等号成立が「x=1/xのとき」だということも記しておきましょう。
では、実際に問題を解いてみましょう。
ポイントは次の通り。相加・相乗平均は 「2数の和と積に関する不等式」 だということをおさえておきましょう。