高校数学Ⅱ
5分でわかる!角の拡張(角を位置で見る!)
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この動画の要点まとめ
ポイント
角の拡張(角を位置で見る)
これでわかる!
ポイントの解説授業
分度器の代わりに円を使ってみよう!
今まで、角度というのは分度器で0~180°のものを計っていました。しかし、三角関数では360°を超える角度やマイナスの角度も出てきます。
これは分度器を使っても計ることができないので、単位円という 円を分度器代わり にして考えていきます。では、ポイントを見ていきましょう。
円で角の位置を表す!
図を見てみましょう。この円は座標平面上に書かれています。
原点から右にあるx軸上の線を 始線 といい、角度を計るスタート地点とします。
始線を基準に上にいく角を 正の角 、下にいく角を 負の角 といいます。正の角を見てみると、四分円で90°、半円で180°、更に四分円で270°、一周して360°となっていますね。一周して更に90°進むとそこは 450° になります。
負の角の場合も逆回転してるだけで同じですね。360°を超える角や、マイナスを超える角が登場してくるのが 角の拡張 です。
θ±360°、θ±2×360°・・・は同じ位置
図の円で、動く半径OPは 動径 と呼ばれます。
例えば、動径が角θの位置にある場合を考えましょう。±360°をして一周すると、元の位置に戻りますね。更に±360°をしても元の位置に戻ります。
このように、 θ±360°、θ±2×360°・・・は同じ位置 にあります。
円を分度器の代わりにして、角を拡張しましょう。
どれだけ角度が大きくなっても、必ず 円の中で角を表すことができます ね。
今回のテーマは「角の拡張(角を位置で見る)」です。