高校数学Ⅱ
5分でわかる!定積分で表示された関数(1)
- ポイント
- 例題
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
定積分で表示された関数(1)
これでわかる!
ポイントの解説授業
f(x)の式の中に、∫(インテグラル)が登場するようなパターンを「定積分で表示された関数」というのですね。この具体例では、xは1次式ですが、2次式や3次式のパターンもあります。
∫の部分は「定数」である!
「定積分で表示された関数」の問題は、 式の眺め方が重要 です。ポイントで確認しましょう。
f(x)=(xの式)+∫abf(t)dtでは、f(x)の式がどんな形になるかわかりませんよね。したがって、 ∫abf(t)dtの計算を進められないと思いがち ですが、実はそうではありません。
∫abf(t)dtの積分区間を注意して眺めましょう。定数のaとbです。つまり、∫f(t)dt=F(t)とおくと、∫abf(t)dt=F(b)-F(a)となり、 ∫abf(t)dtは定数 であることがわかるのです。
∫の部分を「定数k」とおけば、計算が進む
∫abf(t)dtがただの定数 であれば、定数kの文字で置きかえることができますね。
このように置きかえることにより、 ∫abf(t)dtを具体的にkを使った式で表すことができる のです。実際に、例題・練習を通して、解き方を確認していきましょう。
今回のテーマは「定積分で表示された関数(1)」です。
あまり耳慣れない言葉ですよね。どのような問題のパターンか、少し具体例を確認してみましょう。