高校数学Ⅱ
5分で解ける!定積分で表示された関数(2)に関する問題
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解説
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練習の解説授業
両辺を微分しよう
∫の積分区間にxが入っていますね。つまり、この式はxの関数になります。
∫axf(t)dtをxで微分すれば、
{∫axf(t)dt}´=f(x)
として、∫を外すことができましたね。
両辺を微分すれば、次のようにf(x)の式を求めることができます。
aの値を求めるには?
ただし、今回の問題はf(x)の式を求めて終わりではありませんね。積分区間に含まれている定数aの値も求める必要があります。どうすればaの値は求まるでしょうか?
f(x)における xは変数 であり、 xはどんな値もとりうる ことに注目しましょう。x=aをとることもできるわけです。x=aを与式に代入すると、積分区間の上端と下端がいずれもaで揃うので、 ∫aaf(t)dtの値は0 となります。一方、 ∫aaf(t)dt=a2-3a+2 なので、aについての2次方程式を作ることができますね。
積分区間にxが登場する関数f(x)の式を求める問題です。 xで微分して∫を外す のがポイントでしたね。