高校数学Ⅲ
5分でわかる!極形式の図形的な意味
- ポイント
- 問題
- 問題
この動画の要点まとめ
ポイント
極形式の図形的な意味
これでわかる!
ポイントの解説授業
原点からの距離が|z|⇔原点を中心とする半径|z|の円周
z=a+bi=|z|(cosθ+isinθ) を複素数平面上で考えます。 絶対値|z|=√(a2+b2) は原点からの距離を表し,偏角θは実軸とのなす角を表しました。
ここで, 原点からの距離が|z| の図形的な意味をよく考えてみましょう。原点を中心とする半径|z|の円周上に点zがあるということがわかりますね。
r=|z|=√(a2+b2)とおくと, z=a+bi=r(cosθ+isinθ) の式は,点zがx2+y2=r2の周上の点であることを表しているのです。
実軸となす角がθ⇔a=rcosθ,b=rsinθ
さらに,点zが実軸となす角がθの図形的な意味をよく考えてみましょう。r=|z|を斜辺とする直角三角形に注目してください。
a=rcosθ,b=rsinθとなることが,図からわかります。
極形式 z=r(cosθ+isinθ) について,
①点zは,原点を中心とする半径rの円周上
②xy平面での点zの座標は(rcosθ,rsinθ)となる
という2つの図形的意味をおさえましょう。
今回のテーマは 「極形式の図形的な意味」 です。 z=|z|(cosθ+isinθ) の形で表した式を極形式と言いましたね。 z=|z|(cosθ+isinθ) を複素数平面上で考えるとき,どのような図形上の点になるかを解説しましょう。