高校数学Ⅲ
5分で解ける!x,yの方程式から極方程式へ(2)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
x,yの方程式から極方程式へ(2)
解説
これでわかる!
問題の解説授業
前回の授業と同じようにして解いていきましょう。
x=rcosθ,y=rsinθを代入
極方程式はr=f(θ)で表されます。円の方程式に,x=rcosθ,y=rsinθを代入して,rとθの関係式に置き換えましょう。(x-1)2+(y+2)2=5⇔x2-2x+y2+4y=0より,
(rcosθ)2-2rcosθ+(rsinθ)2+4rsinθ=0
⇔r2(cos2θ+sin2θ)-2rcosθ+4rsinθ=0
ここでcos2θ+sin2θ=1より,
r2-2rcosθ+4rsinθ=0……①
①をrの2次式と見て解くと,
r(r-2cosθ+4sinθ)=0より,r=2cosθ-4sinθ。極方程式は円を表します。r=0は,この極方程式r=2cosθ-4sinθに含まれる点に注意してください。
双曲線の方程式に,x=rcosθ,y=rsinθを代入して,rとθの関係式に置き換えましょう。x2-y2=1より,
(rcosθ)2-(rsinθ)2=1
⇔r2(cos2θ-sin2θ)=1
ここで三角関数の2倍角の公式より,cos2θ-sin2θ=cos2θだから,
r2cos2θ=1
となります。これ以上は整理できないので,r2を残したまま答えになります。
x,yで表された円と双曲線の方程式を,極方程式へと変換する手順がつかめましたか。最後に解法のポイントをまとめておきましょう。
x,yで表された円と双曲線の方程式を,極方程式へと変換する問題です。x,yの方程式から極方程式へと変換するときは,x=rcosθ,y=rsinθを代入するのがポイントでした。