中2数学
5分で解ける!「2ケタの自然数」の表し方に関する問題
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
今回の練習のような問題文を読んだとき、「2ケタの正の整数」というキーワードにピンとくるようになろう。
キーワードを見た瞬間、「きっと、10x+yを使うんだな」と思い浮かべられるといいね。
まずは日本語で式をつくろう!
問題には 「2ケタの数」 と 「(十の位と一の位の数を)入れ替えた数」 の2つの数が出てくるね。
そして、 「2ケタの数」から「入れ替えた数」をひくと、9の倍数になる 、と言っている。
つまり日本語で表すと、
(2ケタの数)-(入れ替えた数)=(9の倍数)
問題文が言っているのはこういうことだね。
これを、「文字を使って説明」すればいいわけだね。
2ケタの数➔10x+yと置こう!
元の2ケタの数について、ポイントを使って、十の位の数をx、一の位の数をy(x,yは自然数)としよう。
すると、元の 2ケタの数は、10x+y 。 入れ替えた数は、10y+x と表すことができるね。式に表してみると
(2ケタの数)-(入れ替えた数)=(10x+y)-(10y+x) になるね。
整理していこう。
9の倍数だから9×(整数)のカタチを目指す!
あとは、9x-9yが9の倍数だといえればいい。
9の倍数というのは、「9×(整数)」のこと だったね。
つまり、 9x-9yが「9×(整数)」で表すことができればいい んだ。
9x-9y=9(x-y) とできるね。
x、yはともに自然数なので、(x-y)は整数。つまり、9(x-y)は9の倍数だね。
これで、2ケタの数から、十の位と一の位の数を入れ替えてできた数をひくと、9の倍数になる、ということが説明できたよ。
整数を扱う文章問題は、「ニガテだな~」という人が多い、なかなか厄介な分野だよ。
2ケタの数を文字で表す際のポイントは必ずおさえておこう。