高校数学Ⅲ
5分でわかる!合成関数の微分(4)
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この動画の要点まとめ
ポイント
合成関数の微分(4)
これでわかる!
ポイントの解説授業
合成関数の微分は(外の微分)×(内の微分)
合成関数y=f(g(x))を微分すると, y=f'(g(x))×g'(x) となるのでしたね。 (外の微分)×(内の微分) を合言葉にして,日本語で覚えました。
(ax+bの微分)は係数aになる!
内側の関数が特に1次関数ax+bのときを考えましょう。
(ax+b)'=a より,
f(ax+b)を微分した式は次のようになります。
ポイントを詳しく解説しましょう。
外側の関数f(x)を微分したf'(x)にg(x)=(ax+b)を組み込んで,
f'(g(x))=f'(ax+b)
この式に,g'(x)=(ax+b)'=aをかけ算して,
{f(ax+b)}'={f'(ax+b)}×a
ようするに, (ax+bの微分)はただの係数aになる のですね!
数Ⅲの微分・積分では,合成関数f(ax+b)の微分は頻出です。この時短公式を活用して計算しましょう。
今回は合成関数の微分の第4回目の授業です。合成関数の中でも,特に内側が1次関数ax+bのときに使える時短計算テクニックを紹介しましょう。