高校数学Ⅲ
5分で解ける!面積の計算(2)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
面積の計算(2)
解説
これでわかる!
問題の解説授業
y=sinx,y=cosxのグラフを図示すると……
0≦x≦2πの範囲で,y=sinx,y=cosxをかいて,面積Sにあたる部分を図示してみましょう。
y=sinxは,原点を出発点とする周期2πの波形グラフでしたね。最大値は1,最小値は-1となります。一方,y=cosxは,(0,1)を出発点とする周期2πの波形グラフでした。この2曲線で囲まれる斜線部が,求める面積Sですね。
積分区間はどう求める?
面積は, (上の曲線)-(下の曲線)の定積分 で計算します。今回は, (上の曲線)はy=sinx,(下の曲線)はy=cosx となります。
ただし,積分区間が図からはわかりません。そこで,2曲線を連立したsinx=cosxの方程式を解き,交点のx座標を求めましょう。
よって, (π/4)から(5π/4)の区間 で,sinx-cosxを定積分すると,答えが求まります。
2曲線の交点がわからないときの解法
ポイントはつかめましたか? 今回の問題のように,2曲線y=f(x),y=g(x)の交点がわからないときは,f(x)=g(x)の方程式を解いて,交点のx座標を求めましょう。
2曲線y=sinx,y=cosx (0≦x≦2π)で囲まれる図形の面積Sを求める問題です。面積は, (上の曲線)-(下の曲線)の定積分 で計算することができますね。