高校数学Ⅲ
5分でわかる!曲線の長さ(2)
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この動画の要点まとめ
ポイント
曲線の長さ(2)
これでわかる!
ポイントの解説授業
y=f(x)で表される曲線の長さは?
前回学習した曲線の長さの公式は,媒介変数tで表される曲線についてのものでしたね。今回は,y=f(x)で表される曲線の長さについて考えます。
このとき,曲線の長さLは,次の公式によって求めることができます。
図の曲線の長さLは,t=aからt=bまでの区間の定積分を求めます。このとき,∫の横に入る式は,√{1+(f'(x))2}となるのですね。曲線の長さを求める公式としてしっかり覚えましょう。
「曲線の長さ」の公式の導出
曲線の長さの公式が,なぜこのようになるかわかりますか? 曲線が媒介変数tで表されるとき,
(dL/dt)=√{(dx/dt)2+(dy/dt)2}
となることを前回,学習しました。y=f(x)となるとき,x=t,y=f(t)となるので,
(dL/dx)=√{12+(dy/dx)2}=√{1+(dy/dx)2}
この式は,xの変化が0に限りなく近いときのLの変化の割合を表します。よって,(dL/dx)を,aからbまでの区間でxで定積分したものが曲線の長さLとなり,ポイントの公式が導けます。
前回に続いて,曲線の長さの求め方について解説します。