高校物理基礎
5分でわかる!つりあいと作用・反作用の違い
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この動画の要点まとめ
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つりあいと作用・反作用の違い
これでわかる!
ポイントの解説授業
「力のつりあい」は「1つの物体にはたらく2力の関係」
左の図は1つの物体に2つの力がはたらいています。物体が静止する条件はこの2つの 力の大きさが同じ で、 向きが逆 であることでしたね。 1つの物体 にはたらく2力がつりあうことを 「力のつりあい」 と言いました。
「作用・反作用」は「2つの物体にはたらく2力の関係」
次に右の図を見てください。
2つの力の大きさが同じ で 向きは逆向き に働いています。しかし、ここで「力のつりあい」だと勘違いをしないでください。この2力は別々の物体(A君とB君)にはたらいています。 2つの物体 にはたらく2力の関係は 「作用・反作用の法則」 と言いました。
「力のつりあい」と「作用・反作用」の違い
つまり、 1つの物体 に対してはたらく力に注目するのが「つりあい」で、 2つの物体 に対してはたらく力の関係を表すのが「作用・反作用」なのです。
また作用・反作用は、物体が静止していようが運動していようがどちらでも成り立ちます。静止が前提であるつりあいとは違うということを押さえましょう。
今回のテーマである「作用・反作用」と、以前学んだ「力のつりあい」は似ていますが、異なるものです。混同しないように、両者の違いを整理していきましょう。