高校物理
5分でわかる!速度Vを計算してみよう!
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この動画の要点まとめ
ポイント
速度vを計算してみよう!
これでわかる!
ポイントの解説授業
上の図を見てください。等速直線運動をするクマちゃんが時間0[s]のとき原点0[m]にいます。
スタートから2.0[s]後、クマちゃんは4.0[m]の位置まで移動しました。このときのクマちゃんの速度を求めてみましょう。
等速直線運動の速度は(位置x)÷(時間t)
物体が等速直線運動をしているとき、その物体の速度v[m/s]は (位置x[m])÷(時間t[s]) で求められましたね。今回の場合は、位置4.0[m]を時間2.0[s]で割って、v=2.0[m/s]と求めることができます。
有効数字に注意して答えよう!
ここで答えを 2[m/s] とした人はいませんか? 実は、テストで2[m/s]とすると減点対象になってしまうんです。しっかり〇をもらえる答えは、 2[m/s] ではなく 2.0[m/s] です。
なぜ2.0[m/s]にしないといけないのでしょうか。今回、問題に出てきている数値は、位置4.0[m]と時間2.0[s]でしたね。この2つの数値の桁数が2桁になっているのがわかるでしょうか。これを 有効数字が2桁 といいます。
問題に出てくる有効数字が2桁のときは、答えの数値も2桁に揃えないといけないんです。大切な計算のルールなので、解答の有効数字には常に注意するようにしましょう。
符号の正負で向きがわかる!
等速直線運動の速度は「+」の場合と、「−」の場合があります。符号から運動している方向も分かります。今回の例では、 符号が正になっているので、クマちゃんは右向きに進んでいる ことになります。
もしクマちゃんがスタートから2.0[s]後、−4.0[m]の位置にいたら、
(位置−4.0[m])÷(時間2.0[s])より、
速度は−2.0[m/s]。速度の 符号が負である ことから 左向きに進んでいる ことになります。速度は、 符号にも注意 しましょう。
等速直線運動の公式を使って、実際にクマちゃんの運動の速度を計算してみましょう。