高校物理

高校物理
5分でわかる!円運動の速度の方向と大きさ

150

5分でわかる!円運動の速度の方向と大きさ

150

子どもの勉強から大人の学び直しまで
ハイクオリティーな授業が見放題

カンタン登録1分

この動画の要点まとめ

ポイント

円運動の速度の方向と大きさ

高校物理 運動と力70 ポイント1 全部 空欄埋める

これでわかる!
ポイントの解説授業
lecturer_avatar

今回は円運動する物体の速度について解説していきます。

速さvを角速度ωを使って表すと……

lecturer_avatar

下の図のように、半径rの円周上を物体が反時計周りに回転している例で考えてみましょう。

高校物理 運動と力70 ポイント1 図 物体から出ている左斜めの矢印を消す

lecturer_avatar

この円運動の速度の大きさをvと置き、0[s]からt[s]の間に進んだ距離をs[m]とします。ここで円運動の速度の大きさ、つまり速さvは、進んだ距離sを時間tで割れば求めることができますね。
v = s/t

lecturer_avatar

さらに、物体が進んだ距離s[m]を角速度ω[rad/s]で表すことを考えてみましょう。物体が進んだ距離sは おうぎ形の弧の長さ になっていることがわかりますね。弧の長さは、半径rに中心角θ[rad]を掛け算することで求めることができます。したがって、円運動の速さは
v=s/t=rθ/t [m/s]
この式を見て気づくことはないですか? θ/t の部分は進んだ角度θを秒数tで割っています。 θ/t は1秒あたりに進んだ角度であり、 円運動の角速度ω を表すのです。したがって、v=rθ/tを変形すると v=rω [m/s] となります。

速度の向きは円の接線方向

lecturer_avatar

次に速度の向きについて考えましょう。先ほどの図をもう一度見てください。

高校物理 運動と力70 ポイント1 図

lecturer_avatar

t秒で進んだ方向は図における矢印の方向になりますが、この速度の向きは刻々と変化しています。速度の向きをさらに細かく見ていき、微小時間が経過するときの瞬間の速度の向きを考えてみましょう。実は 瞬間の速度の向きは、円の半径に対して直角 になるのです。つまり、速度の方向は 円の接線方向 となるんですね。

高校物理 運動と力70 ポイント1 全部 空欄埋める

lecturer_avatar

円運動での速度の方向は 接線方向 で、その大きさは半径と角速度を用いて で表わされます。これをしっかり覚えておきましょう。

この授業の先生

鈴木 誠治 先生

知識ゼロからでもわかるようにと、イラストや図をふんだんに使い、難解な物理を徹底的にわかりやすく解きほぐして伝える。

円運動の速度の方向と大きさ
150
友達にシェアしよう!
  • 学校で使っている教科書にあわせて勉強できる

      会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
      ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
      こちらをご覧ください。

      この授業のポイント・問題を確認しよう

      運動と力

          会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
          ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
          こちらをご覧ください。

          円運動

              会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
              ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
              こちらをご覧ください。

              高校物理