高校物理
5分でわかる!ボルツマン定数

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この動画の要点まとめ
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ボルツマン定数
これでわかる!
ポイントの解説授業
ボルツマン定数k=R/N

前回の授業の練習問題(1)で、分子1個あたりの運動エネルギーの平均値 (1/2)mv2 (vは平均値) が、次式で表せることを求めました。
分子1個あたりの運動エネルギーの平均値


この式から、分子1個あたりの運動エネルギーの平均値は 絶対温度Tに比例 することがわかりましたね。式における R/N の値は気体の種類と関係ない定数です。 定数R/N をまとめて k とおき、 ボルツマン定数 といいます。ボルツマン定数を使うと、分子1個あたりの運動エネルギーの平均値は下のようにシンプルな式で表せるのです。
分子1個あたりの運動エネルギーの平均値


k=R/Nの式に、気体定数R、アボガドロ数Nの具体的な数値を代入すると、k=1.38×10-23という値が求められます。非常に小さな数字であることが分かりますね。

今回は ボルツマン定数 について解説していきましょう。