高校物理
5分でわかる!磁石の磁極と磁気力、磁気量
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この動画の要点まとめ
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磁石の磁極と磁気力、磁気量
これでわかる!
ポイントの解説授業
磁極、磁気力、磁気量、ウェーバーとは?
みなさんは 磁石 を使ったことがありますよね。磁石には N極 と S極 があり、これらを 磁極 といいます。磁極が及ぼし合う力、 磁気力 はどのような力がはたらきますか?例えば、 N極 と S極 を近付けるとお互い引き合い 引力 が発生します。反対に N極同士、S極同士 を近付けると反発しあい、 斥力 が発生しますね。
このN極とS極の関係は、電気の正電荷(+)と負電荷(-)の関係にとてもよく似ています。磁気力と静電気力を対応させて考えてみましょう。N極をプラス、S極をマイナスと見立てると、プラスとマイナスならば引き合うので引力が発生、プラス同士あるいはマイナス同士ならば反発しあうので斥力が発生となります。
これから扱う磁気の世界では、 N極をプラス、S極をマイナス と定義します。また、磁極の大きさを表す物理量は 磁気量 と言います。
磁気量の大きさは記号 m で表され、単位は [Wb(ウェーバー)] です。磁気量m[Wb]は、電気の世界の電気量q[C]と対応しています。ただし、磁極と電荷では決定的に違うことがあります。電気量は+と-が単独でも存在しますが、磁極では 常にN極とS極がセット で存在します。 磁気量は+と-で単独に存在することはできない ということです。
今回からは 磁場 と 磁気力 について考えていきましょう。