高校物理
5分で解ける!交流(コイルの接続)に関する問題
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練習の解説授業
電圧の式から角速度ωを読み取る
コイルの 抵抗に相当する値 、 誘導リアクタンス を求める問題です。コイルのリアクタンスは、角速度ωと自己インダクタンスLを用いて、 ωL で表されました。
問題文より、L=3.2[H]とわかります。では角速度ωの値はどうでしょうか?
電圧V=141sin100πt の式に注目しましょう。この式は、
V=V0sinωt
と対応していますね。 最大電圧V0=141[V]、ω=100π であることがわかります。あとは、式ωLに値を代入して求めましょう。
振幅はI0、位相は電圧より90°後
電流Iについて、 位相 と 最大電流I0 を1つ1つ考えていきましょう。
まずは 位相 について。交流電源にコイルを接続しているので、流れる電流Iの位相は、電圧Vよりも 90°遅れています ね。つまり、 100πt-(π/2) が 電流Iの位相 となります。
では、 最大電流I0 の値はどうなるでしょうか?
V0=ωL×I0
にV0=141[V]、ωL=1.0×103[Ω]を代入すると、 I0=0.14[A] となります。
つまり、 I=0.14×sin{100πt-(π/2)} ですね。次の解答では、三角関数の公式 sin(x-π/2)=-cosx を使って、cosの形に変形しています。
コイルに交流電源を接続する問題です。コイルの誘導リアクタンスと電流Iを求めましょう。