高校物理
5分でわかる!リュードベリ定数
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この動画の要点まとめ
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リュードベリ定数
これでわかる!
ポイントの解説授業
エネルギー準位の差が、放出される光子のエネルギーに等しくなるのでしたね。この条件をもとに、光子の波長の式をnの式で表してみましょう。
振動数条件を波長λについて解こう
光子の振動数νは、波長λを用いてν=c/λと表せます。またエネルギー準位Enは次のように表されました。
式を簡単にするため、上の式で1/n2をのぞく定数部分をまとめてE0と表し、振動数条件の式に代入しましょう。
すると、振動数条件は、
hν=En−En'
⇔ hc/λ=(−E0/n2)−(−E0/n'2)
と表せますね。両辺をhcで割ると、
1/λ=E0/hc×(1/n'2−1/n2)
となり、波長λをnの式で表すことができました。
リュードベリ定数Rとは?
振動数条件から導いた式、
1/λ=E0/hc・(1/n'2−1/n2)
より、波長λも飛び飛びの値をとることが分かります。
E0/hcは複雑な定数なので、 リュードベリ定数R を用いて次のように表します。
水素原子が放出する光子の波長の式として覚えておきましょう。
水素原子から光が出る条件は、 振動数条件 と言い、以下のように表されました。