高校物理
5分でわかる!原子の構造
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この動画の要点まとめ
ポイント
原子の構造
これでわかる!
ポイントの解説授業
陽子・中性子・核子とは?
原子は下の図のように原子核があり、そのまわりを電子が円運動する構造をしています。
原子核は 陽子 と 中性子 からできているのでしたね。 陽子と中性子の質量はほぼ同じ ですが、電気量が異なります。 陽子の電気量は+e[C] であり、 中性子は0 となります。陽子と中性子をまとめて 核子 と呼びます。一般的に、陽子は記号で p 、中性子は記号で n と表されます。それぞれの英語表記proton、neutronの頭文字からきています。
また、 軌道電子 はe−という記号で表し、 電気量が−e[C] です。電子の質量は陽子、中性子に比べて極めて小さく、それらの 約1/1800 です。とても軽いことが分かります。
質量数と原子番号とは?
原子は、元素記号で表します。元素記号の左上と左下に、数字が添えられているのを見たことがありませんでしょうか?
上の「A」の位置に来る数字は、 質量数 を表します。 質量数 は、 陽子と中性子の数の和 、つまり 核子の数 を示す数字です。一方、「Z」の位置に来る数字は、 原子番号 です。 原子番号 は、 陽子の数 を表します。
放射性崩壊によって原子核がどのような変化するかを見ていきます。その前にまず、 原子の構造 について基本知識を確認しておきましょう。