高校化学基礎
5分で解ける!物質の沸点に関する問題
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この動画の問題と解説
練習
一緒に解いてみよう
解説
これでわかる!
練習の解説授業
まずは、問題の意味を理解しましょう。
A、B、Cの3つのビーカーを用意しました。
それぞれに 水、エタノール、水とエタノールの混合物 のいずれかが入っています。
この3つのビーカーを加熱し、その温度変化を記録しました。
このときのグラフを読み取って、ビーカーに入っていた物質を答える問題ですね。
純物質の沸点は一定になる
それでは実際に問題を解いていきましょう。
まず、グラフのどこを見ればよいかわかりますか?
AとCのグラフには、 水平な直線 になっているところがありますね。
ここがポイントなのです。
このように 沸点が一定になるのは純物質の特徴 でした。
今回の実験で用意したのは、水、エタノール、水とエタノールの混合物です。
この中で、純物質は水、エタノールの2つですね。
つまり、 AとCは水かエタノールのどちらか だとわかります。
混合物の沸点は一定にならない
それに対して、Bのグラフには、直線の部分がありませんね。
これは混合物の温度変化を表すグラフです。
つまり、 Bは水とエタノールの混合物 だとわかります。
水の沸点は100℃、エタノールの沸点は約78℃
答えとは関係ありませんが、AとCの正体も確認しておきましょう。
そのためには、 沸点の温度 が重要です。
水の沸点は100℃、エタノールの沸点は約78℃でしたね。
Aの沸点は100℃なので、Aは水です。
それに対して、Cの沸点は約78℃なので、Cはエタノールですね。
したがって、 Aは水 、 Bは水とエタノールの混合物 、 Cはエタノール だとわかります。
以上より、答えは、 水とエタノールの混合物 です。
練習問題を解いていきましょう。