5分で解ける!物質の構成(テスト1、第1問)に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
他の物質が混ざっていない「純物質」、何種類かの物質が混ざり合った「混合物」
演習1は、純物質と混合物に分類する問題です。
まず、純物質と混合物の意味を確認しておきましょう。
「純物質」 とは、他の物質が混ざっていないものでした。
それに対して、 「混合物」 は、「何種類かの物質が混ざり合った」ものです。
2つの区別をはっきりとしておくことが、とても重要です。
それでは、実際に「石油・塩酸・鉄・アンモニア・食塩水」の5つを、純物質と混合物に分けましょう。
まずは、 ア 石油 です。
石油は、色んな液体(有機化合物)からできていました。
何種類かの物質から出来ているのですから、 混合物 ですね。
次に、 イ 塩酸 です。
塩酸がどのようにしてできているかわかりますか?
実は、 塩酸は塩化水素という気体が水に溶けたもの です。
つまり、塩酸は、何種類かの物質が混ざってできています。
ということは、塩酸は 混合物 ですね。
この問題は、間違える生徒がとても多い問題です。
試験でも狙われやすいので、絶対に覚えておきましょう。
続いて、 ウ 鉄 です。
鉄は、鉄という一種類の金属からできています。
したがって、鉄は 純物質 です。
それでは、 エ アンモニア です。
アンモニアといえば気体ですね。
アンモニアは1種類の物質からできている気体です。
したがって、アンモニアは 純物質 です。
ちなみに、この問題が「アンモニア水」となっていたら、どうでしょうか?
アンモニア水は、アンモニアと水が混ざったものです。
したがって、アンモニア水は混合物ですね。
アンモニアとアンモニア水を区別しておきましょう。
最後に、 オ 食塩水 です。
食塩水は、これまでにも出てきましたね。
食塩水は、食塩と水が混ざったものです。
したがって、食塩水は 混合物 です。
それでは、答えを確認しておきます。
純物質は、 ウ・エ です。
混合物は、 ア・イ・オ です。
純物質と混合物を分類する問題はテストによく出ます。
しっかりと確認しておきましょう。
今回は、「確認テスト」です。
これまで学習した内容を、問題を解きながら復習しましょう。
また、ここで取り上げる問題は、テストでもよく出るところです。
しっかりとマスターしておきましょう。