5分で解ける!物質の構成(テスト1、第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
まず、選択肢に与えられた操作の名前はちゃんと覚えていますか?
いずれも大事な操作なので、分からないものがあったらしっかりと復習しておきましょう。
「蒸留」とは、溶液(固体+液体)から液体を分離する操作
それでは ①「海水から純水を取り出す」 です。
海水は、水や塩、その他の物質からなる混合物です。
海水から純水を分離するのに用いる操作はどれでしょうか?
みなさんは、蒸留と分留で悩んだのではないかと思います。
名前も仕組みも似ているので、きちんと整理しておかないといけません。
まず、 蒸留 は、 「固体と液体の混合物」 から、液体だけを取り出す操作でした。
食塩水から純水を取り出すイメージでしたね。
それに対して、 分留 は 「溶液(2種類以上の液体)」 から液体を分離する操作でした。
石油から様々な燃焼を取り出すイメージでしたね。
さて、①の内容に戻りましょう。
海水は、食塩などが純水に混ざったものでした。
つまり、食塩水は、 固体と液体の混合物 です。
固体と液体の混合物から液体を分離する操作は、どちらでしたか?
答えは、 ア 蒸留 です。
「再結晶」は、温度変化による物質が溶ける量の差を利用
続いて、 ②「硝酸カリウムと塩化ナトリウムの混合物から、硝酸カリウムを取り出す」 です。
注目するのは、 「水への溶けやすさ」 です。
まず、硝酸カリウムは、溶液の温度が高くなればなるほど溶けやすくなる物質でしたね。
一方、塩化ナトリウムは、温度が上がっても溶けやすさはあまり変わりません。
このように、水への溶けやすさ( 溶解度 )に差があると、温度を急激に下げることで硝酸カリウムの結晶を取り出せます。
この操作を、 エ 再結晶 といいました。
「昇華法」は、「固体同士の混合物」の中から、昇華しやすい固体を分離する操作
最後に、 ③「ヨウ素と砂の混合物からヨウ素を取り出す」 です。
固体であるヨウ素と砂の混合物から、ヨウ素のみを取り出すのは、一見難しそうに見えますね。
しかし、ヨウ素の性質を利用して、分離することができました。
その性質とは、 昇華しやすい というものです。
つまり、ヨウ素は加熱によって、固体からいきなり気体になってしまうのでしたね。
一度気体にしてから、冷やして固体を回収する操作は、 オ 昇華法 でした。
どれもテストでよく問われる内容です。
しっかりと区別しておきましょう。
演習2を解いていきます。
こちらは、混合物を分離する操作に関する問題です。
①~③を行うために、適切な操作を選びましょう。