高校化学基礎
5分でわかる!化合物と単体
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この動画の要点まとめ
ポイント
化合物と単体
これでわかる!
ポイントの解説授業
ここまで、元素について学んできました。
元素を理解できれば、 物質の新たな分類 ができるようになります。
物質を分類するには、元素記号で表してみる
それでは、水を例に考えてみましょう。
水は、2個の水素と1個の酸素からなる物質でしたね。
これを元素記号で表すと、 「H2O」 となります。
それに対して、水素や酸素は、どのようにあらわされるでしょうか?
水素の元素記号は、「H」でした。
しかし、酸素原子は1つだけで存在しているわけではありません。
水素は通常、水素原子が2つくっついた状態で存在しているのです。
これを水素分子と呼びます。
したがって、水素分子は 「H2」 と表せます。
次に、酸素の表し方を考えましょう。
酸素の元素記号は、「O」です。
しかし、酸素も水素と同じように、酸素原子が2つくっついた状態で存在しているのです。
これが酸素分子です。
酸素分子は 「O2」 と表せます。
それでは、水・水素・酸素の表し方を整理しておきます。
水・・・H2O
水素・・・H2
酸素・・・O2
2種類以上の元素からなる「化合物」
ここでようやく、物質の分類の話に戻ってきます。
みなさんは、これら3つの物質を2つのグループに分けることができますか?
注目するのは、物質を構成する元素の種類です。
まず、水(H2O)を見てみましょう。
水は、「H」と「O」という、2種類の元素からできていますね。
このように、 2種類以上の元素からなる物質 を 化合物 といいます。
1種類の元素からなる「単体」
それに対して、水素(H2)は、「H」だけでできています。
また、酸素(O2)も、「O」だけでできています。
このように、 1種類の元素からなる物質 を 単体 といいます。
化合物と単体をきちんと区別しておきましょう。
今回のテーマは、「化合物と単体」です。