5分でわかる!セルシウス温度と絶対温度の関係
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この動画の要点まとめ
ポイント
セルシウス温度の基準は、水の凝固点と水の沸点
次の図を見ながら、理解していきましょう。
上下に細長い棒が2つ並んでいますね。
それに目盛りがついています。
この2本が、それぞれ温度の表し方を表しています。
左側には、 「℃」 とありますね。
「℃」といえば、みなさんにもなじみのある表し方ですね。
この温度のことを セルシウス温度 といいました。
ところでみなさんは、セルシウス温度が「何を基準に決められているか」知っていますか?
セルシウス温度を発明した人は、2つの温度の差に注目しました。
その差を基準にして、「1℃」の大きさを決めているのです。
2つの温度とは、 「水の凝固点(0℃)」 と 「水の沸点(100℃)」 です。
その間を100等分することによって、 「1℃」 の大きさを決めました。
このようにして決めたのが、セルシウス温度というわけです。
絶対温度の基準は、絶対零度
続いて、図の右側に注目しましょう。
右側には、 「K」 と書かれていますね。
これは 「絶対温度」 を表しています。
絶対温度にも、目盛りがついていますね。
下から順に、「0、73、173、273、373」となっていますね。
この「0」が絶対零度を表しているわけです。
セルシウス温度と絶対温度の関係は、T〔K〕=t〔℃〕+273
絶対温度を学習するときに大事なのは、セルシウス温度との関係です。
図の「水の沸点」・「水の凝固点」・「窒素の沸点」の3つに注目して考えていきましょう。
まずは、「水の沸点」です。
窒素の沸点は、セルシウス温度で表すと「100℃」です。
図を見て、「100℃」と同じ温度を探しましょう。
「373K」ですね。
つまり、「100℃」と「373K」は、同じ温度を表しているわけです。
次に、「水の凝固点」に注目しましょう。
水の凝固点は、セルシウス温度で表すと「0℃」です。
この温度を図で確認すると、絶対温度では「273K」ですね。
最後に、「窒素の沸点」に注目します。
窒素の沸点は、セルシウス温度では「-200℃」です。
絶対温度では、「73K」です。
これらをまとめると以下の通りです。
100℃ - 373℃
0℃ - 273℃
-200℃ - 73℃
さぁ、セルシウス温度と絶対温度の関係が読み取れますか?
100+273=373
0+273=0
-200+273=73
どの場合も、 セルシウス温度の値に「273」を足すと、絶対温度になる わけです。
これを式で表すと、次のような式になります。
T〔K〕=t〔℃〕+273」
「○℃を絶対温度で表せ」のような問題は、試験でよく問われます。
この関係をきちんとおさえておきましょう。
今回のテーマは、「セルシウス温度と絶対温度の関係」です。