高校化学基礎
5分でわかる!物理変化と化学変化
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この動画の要点まとめ
ポイント
物理変化と化学変化
これでわかる!
ポイントの解説授業
みなさんが初めて聞く言葉かもしれませんね。
順を追って解説していきます。
物質の変化には、大きく2つの種類がある
図の左上には、「氷」と書かれています。
「氷」 から 「水」 に矢印がかかれていますね。
これは、「氷」が「水」に変化することを表しています。
それとは別に、図の左下には、「水素+酸素」と書かれていますね。
「水素+酸素」 からも 「水」 に向かう矢印がかかれています。
つまり、「水素+酸素」を反応させると、水になるのです。
このように、水ができるのには、2つのルートがあります。
しかし、 この2つのルートは、全く意味が違います。
どこが違うのか、詳しくみていきましょう。
まずは、物質を化学式で表してみましょう。
水 H2O
氷 H2O
水素 H2
酸素 O2
つまり、「氷」が「水」になる変化は、「H2O⇒H2O」と表せます。
一方、「水素+酸素」が「水」になる変化は、「H2+O2⇒H2O」と表せます。
これら2つの変化はどういう意味をもつでしょうか?
物質の状態だけが変化する「物理変化」
「H2O⇒H2O」の変化では、「H2O」という化学式が変わっていません。
つまり、この変化では、 物質の状態だけが変化した ことになります。
このような変化を、 「物理変化」 といいます。
物質の種類が変化する「化学変化」
一方、「H2+O2⇒H2O」の変化では、化学式が変化してしまっています。
つまり、 物質の種類が変化した わけですね。
このような変化を、 「化学変化」 といいます。
物理変化と化学変化の違いをおさえておきましょう。
今回のテーマは、「物理変化と化学変化」です。