高校化学基礎
5分で解ける!物理変化と化学変化に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
物質の状態だけが変化する「物理変化」
①窓ガラスに水滴が結露した。
この現象については、みなさんも経験したことがあるのではないでしょうか?
これは真冬によく見られる現象です。
温かい室内の空気中に含まれる水蒸気が、外の空気に冷やされた窓ガラスに接触します。
すると、水蒸気が冷やされて、液体の水へと変化しているのです。
つまり、この変化では、水蒸気が水に変化していることになります。
そして、水蒸気も水も、化学式で表すと、 H2O です。
化学式が変化していないので、物質の状態だけが変化していることになります。
このような変化を、 「物理変化」 といいます。
したがって、①の答えは A です。
物質の種類が変化する「化学変化」
②水を電気分解した。
「電気分解」がどのようなものか、イメージできますか?
水に電流を流して、水を水素と酸素に分解することができるのです。
これを化学式で表してみると、次のようになります。
H2O⇒H2+O2
化学式が変わったことから、 「化学変化」 が起こったことがわかります。
したがって、答えは、 B となります。
練習2は、物理変化と化学変化と区別する問題です。
物理変化は、物質の状態だけが変化することでした。
化学変化は、物質の種類そのものが変化することでしたね。
①、②について、どちらにあてはまるか順番に考えていきましょう。
ポイントは、 変化前・変化後の物質を化学式で表してみる ことです。