5分で解ける!物質の構成(テスト3、第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
まずは、問題とグラフの意味を理解しましょう。
氷を1気圧のもとで加熱 していきました。
そのときの温度変化の様子を表したのが図のグラフです。
縦軸は温度、横軸は熱量になっていますね。
まずは、グラフの中で、最初の氷の状態を見つけましょう。
氷を加熱していっているのですから、最初は最も温度が低いはずですね。
グラフの中で最も温度が低いのは、①です。
つまり、 ①の状態の氷を加熱していくと、②⇒③⇒④⇒⑤と変化していく わけです。
それぞれの時点で、氷(固体)・水(液体)・水蒸気(気体)のどの状態で存在しているかを考えていきます。
固体を温めていくと、「固体⇒固体+液体⇒液体⇒液体+気体⇒気体」の順に変化する
それでは、(1)を解いていきます。
まずは、①-②における物質の状態です。
①は氷の状態 でしたね。
①の氷がだんだんと温められていきます。
しかし、氷が温められても、すぐに水になるわけではありません。
最初は、氷の 温度が上がっていくだけ なのです。
その状態が①-②です。
したがって、①-②は、 「ア 固体」 です。
次に④-⑤を考えていきます。
②から先を見ていきましょう。
氷が①から②の状態になると、ようやく水に変化し始めます。
つまり、 ②-③ の間では、 固体と液体が混ざった状態 です。
それが③に達すると、すべて液体になります。
さぁ、その後はどのようになるかわかりますか?
氷がすぐには水にならなかったように、水もすぐには水蒸気にはなりません。
よって、 ③-④ では、 液体だけの状態 です。
その後、④に達すると、水が水蒸気になり始めます。
最後に⑤に達すると、すべてが水蒸気になるのです。
つまり、 ④-⑤ の間では、 水と水蒸気が混ざった状態 です。
④-⑤は、 「オ 液体と気体」 の状態です。
このように、固体を温めていくと、 「固体⇒固体+液体⇒液体⇒液体+気体⇒気体」 の順に変化します。
物質の状態をイメージしながら考えるのが重要です。
蒸発が起こる沸点、融解が起こる融点
次に(2)です。
グラフの中の温度a、bには名前がついています。
その名前を答えるのが、(2)の問題です。
まず、aを何というでしょうか?
aは、④のときの温度です。
④のときには、どんな状態変化が起こっているか覚えていますか?
水が水蒸気になっていましたね。
つまり、 ④では沸騰が起こっている わけです。
沸騰が起こっているわけですから、aの温度は 沸点 ですね。
続いて、bを何というでしょうか?
bは、②のときの温度ですね。
②では、どんな状態変化が起こっているでしょうか?
このときには、氷が水になっていました。
つまり、 ②では融解が起こっている わけです。
したがって、bの温度は、 融点 です。
演習2を解いていきましょう。
この問題は、状態変化と温度の関係についての問題です。