高校化学基礎
5分でわかる!同位体とは
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この動画の要点まとめ
ポイント
同位体とは
これでわかる!
ポイントの解説授業
同位体を考えるときのイメージは、 「体重」 です。
今回も野球選手をイメージしてみましょう。
今、1番の背番号をもつ選手がいます。
この選手の体重が増えてしまいました。
太る前と太った後の選手は、同じ人物です。
しかし、体重は変わってしまっています。
実は、これと同じようなことが、原子にも起こるのです。
「同位体」 とは、原子番号が等しく、中性子の数が異なる原子
表を見ながら、具体的に確認していきましょう。
表の上の段には、 3種類の水素 が書かれています。
元素記号の左下にあるのが 原子番号 、左上にあるのが 質量数 でしたね。
3つの水素原子について、原子番号と質量数を比較してみましょう。
原子番号は、左から順に 「1」 、 「1」 、 「1」 です。
それに対して、質量数は、左から順に 「1」 、 「2」 、 「3」 となっています。
つまり、これらの水素原子は、 「原子番号が等しく、中性子の数が異なる原子」 ということができます。
このような原子を 「同位体」 といいます。
カタカナで 「アイソトープ」 と呼ばれることもあります。
もっと理解を深めるために、表の中に数字を埋めていきましょう。
まずは、左の水素原子から注目していきます。
すると、次の図のようになります。
このように、3つの水素原子は、 陽子の数は変わりません。
しかし、中性子の数が異なるために、質量数が変わってくるのです。
このことから、 「同位体とは、原子番号が等しく、中性子の数が異なる原子」 だとわかりますね。
今回のテーマは、「同位体」です。