5分で解ける!同位体に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
この問題では、 16O と 18O が登場しています。
「16」や「18」という数字が何を指しているか覚えていますか?
これらは、質量数のことでしたね。
つまり、 16Oと18Oでは質量数が異なる ということをおさえておきましょう。
「同位体」とは、原子番号が等しく、中性子の数が異なる原子
まずは、(1)です。
(1)は、16Oと18Oを何というかを答える問題です。
16Oと18Oでは、質量数が異なりました。
この違いは、中性子の数が異なるために起こっています。
このような原子を 「同位体」 といいます。
(2)は、16Oと18Oのそれぞれについて、陽子の数と中性子の数を答える問題です。
まずは、 陽子の数 から考えましょう。
陽子の数を考えるヒントは、原子の並び方です。
原子の並び方は、 「水兵リーベ僕の船」 でしたね。
H He Li Be B C N O F Ne
この順番に従って、陽子の数もHが1、Heが2、…というように数が増えていきます。
O(酸素)は8番目なので、陽子の数も8となります。
したがって、16Oと18Oのどちらについても、陽子の数は 「8」 です。
あとは、 中性子の数 ですね。
中性子の数は、質量数をヒントに求めていきます。
質量数=陽子の数+中性子 の数でしたね。
質量数は、16Oが16、18Oが18です。
つまり、それぞれの値から陽子の数(8)を引くと、中性子の数になります。
よって、中性子の数は、16Oが 「8」 、18Oが 「10」 となります。
「放射性同位体」とは、放射線を出して壊れ、他の原子に変わるもの
(3)は、特殊な性質をもつ同位体に関する問題です。
「放射線を出して他の原子に変わる同位体」を何というかわかりますか?
ポイントは、 「放射線を出して」 というところです。
このような同位体を、 「放射性同位体」 といいましたね。
「半減期」とは、放射性同位体が元の半分の量になる時間のこと
(4)は、「放射性同位体が元の半分の数になる時間」を答える問題です。
ポイントは、 「半分」 というところです。
「半分に減るまでの期間」なので、 「半減期」 となります。
練習問題を解いていきましょう。